今回の新譜、永夜抄メインアレンジ
『東方 with SCHRANZⅣ』のセルフライナーノーツです。何を考えて作ったのか、参考にしたのはなんなのか、自身の振り返りの意味でもまとめてみました。
相変わらず形容詞のバリエーションが少なくて拙い文章ですが、新譜を購入してくださった方々もそうでない方々も新譜やクロスフェードを聴きながらでもあるいは酒のつまみにでもどうぞ。
🌟新譜は委託もしていますので、まだ手にとられていない方がいましたら是非!
【✡新譜告知✡】#秋季例大祭 、#M3秋、ダシマキレコードにて頒布予定 。
— TKG ダシマキレコード@C97◆4日目【南ニ-27a】 (@tkgmaycry) 2019年9月21日
『東方 with SCHRANZⅣ』 のXFDの公開です。
シュランツに特化した東方アレンジシリーズ第4弾❗
今回は永夜抄メイン🌔
2019.10.06(Sun)博麗神社秋季例大祭【B30a】
宜しく御願い致します!#シュランツ、#東方project pic.twitter.com/N4F7WCI8PE
1. Old Number
原曲「永夜抄 ~Eastern Night.」
タイトルの意味は『定番の曲』でシリーズ「定番」のタイトル画面の音楽のアレンジです。ベースとメロディのバランスに難渋しました。なるべくシンプルをテーマにしつつシュランツの始祖と言われるChris Liebingをかなり意識して作成、今回の曲の中でかなりお気に入りの曲です。
2. Noisy Bird
原曲「夜雀の歌声 ~Night Bird」
2面の道中曲。夜雀の怪ことミスティア・ローレライのテーマでもあるので、鳥の泣き声っぽい音を入れました。中盤のシンセを用いたメロへの入りには静と動を意識してます。途中のガバキックっぽい展開など、今回Fab filter Saturnやvolcanoをよく使ってます。
3. The Carol
原曲「もう歌しか聞こえない」
ミスティア・ローレライ戦。原曲の哀愁漂うメロディに合うキックベースを調節していった結果、かなりノイジーになりました(しすぎた感)。DJ HammondとJason LittleのRevolutionというゴリゴリシュランツ曲を意識しましたが、アタック感をもっと追求したいところでした。
4. Red Eyes
原曲「狂気の瞳 ~Invisible Full Moon」
今回のジャケット絵にもなっている優曇華院のテーマ。今回一番最初に作った曲。オムニスフィアのボイスを使いたくて仕方なく、色々試してみたら狂気の瞳のメロディで使用してみたら一番しっくりきたのでこれで行こうと決めました。
コーラスボイスとメロディ、ベースのバランスが非常に難儀でした。
邪悪な雰囲気の声ネタ、ガバキック地帯を入れたり新しい試みもしています。サビに入る時にギターを鳴らすのは原曲で大好きなエッセンスなので外せなかったです。
5. Gute Reise 1969
原曲「ヴォヤージュ1969」
毎回どの曲も全力で作っているのですが、結果としてこの曲が一番のお気に入りです。
3分50秒からの変則的なキックはfab filter Saturn。
タイトルはいつも悩むのですが、これに関しては某ゲームにハマってドイツ語にかぶれていたので良い旅を!をドイツ語にしたらなんか字面がかっこよかった(それだけ
6. 千年酒乱狂
原曲「千年幻想郷 ~History of the Moon 」
中華っぽい雰囲気のリフ、アタック感とあとから伸びる強いキックを意識した曲。タイトルは私が好きなsiromaru さんのアルバム『東方酒乱集』シリーズから取ってます。
あのアルバムに出会わなかったら今の私は無いでしょう。
7. Moon Paradise (Dark Edition)
原曲「竹取飛翔~Lunatic Princess」
シリーズ最初の『東方 with schranz』で収録されていたアレンジをいまの技術でセルフアレンジ。旧譜をお持ちの方は比較して頂くと色々発見があると思います。
とりあえずシンセも変えて、パンの調節、イントロをダークでアグレシッブに変更追加、MIXのやり直しetcやることは多かったですw
ダークで怪しげなボイスから始まって疾走感のある展開を意識。音ゲーコアっぽいスピード感を出せた・・かな?
ノイジーで邪悪なボイスっぽいエフェクトはセラムFX様々です。
以上です。
今年の夏は仕事で必要な資格試験と並行しての作業で実はかなり作成が危うかったのですが、なんとか試験も通って東方アレンジの新譜も出せたので一安心でした・・。
ここまで読んで頂きありがとうございました!