いよいよ今週末の10/27、M3秋が近づいてきました。
新譜の『HARDTECHNO iNTOXiCATiON』個別の試聴もupしたので、各曲の曲紹介をまとめました。
購入前の参考に、購入後のライナーノーツ、もしくは酒のつまみとしてすきま時間にでも読んで頂けると嬉しいです😆
- 1. Machiavellism Sacred Style
- 2. iNTOXiCATiON Rhythm Game Style
- 3. AYAKASHI Japanese Style
- 4. METAL Heavy Metal Style
- 5. HEAT MAN Passion Style
- 6. Insane Beauty Yandere Style
- 7. Ave Maria Worship Style
1. Machiavellism Sacred Style
BPM155
マキャベリズムとは、
「人間は誰もが自己利益の追求という原理に従って行動するのであるから、君主も道徳的・倫理的にではなく、合理的に行動していくべきという思想のこと」
です。
「自己利益」「合理的」という言葉から連想する冷たい印象と儚げな雰囲気をリフで表現。
まるで聖堂で鳴っているようなバックで鳴る空間性のあるオルガン、コーラスが特徴。
コーラスはオムニスフィアです。Sacre Styleと造語でスタイルとしました。
実はdropですごく激しい展開のリフのあるバージョンもがありましたが、音ゲーを強く意識したものでしたがどうも雰囲気に合わないので消しました。いずれお披露目します。
2. iNTOXiCATiON Rhythm Game Style
BPM155
音ゲー的展開を意識。
ベースのキックが少しガバっぽさを残しつつシュランツ的なシンバル、ハイハットでやかましい感じを表現出来たかも・・。
メインメロディの8bitっぽいリフはSerumとKairatuneで作成。後者は動作が軽いし無料なので重宝しています。
Serum FXを沢山付けてたらプロジェクトデータが重くなりすぎて開くのに5分くらいかかるようになったという愚行をしてしまい、大反省した経緯があります。
この手の曲はメロディとシュランツベースのミックスが毎度難儀です・・。かっこいい音ゲーシュランツ作るのって本当難しいので、作れる人、憧れる・・。
3. AYAKASHI Japanese Style
BPM170
和風、異形のモノとの戦闘場面をイメージして作った曲。
前回より尺八の出番は少なめですが、威勢の良い祭り男ボイスは外せません。
ブレイクのメロディは和風繋がりでわかる人にはわかるネタw
FLのシンセでMorphineのstrings Funky Japanese FG、SAKURAのstrings Mountain Man Banjo FGは琴の音としてはかなり使えるなと実感しました。
4. METAL Heavy Metal Style
BPM155
イントロは金属音強めのシンバルが特徴。
終盤のリフや途中のメロディが完全にメタルネタですw
ギターの音はオムニスフィアとシトラスの二つの組み合わせ。前者はかなり重めの音で好きなジャキジャキ感が出るので良かったのですが、ベースとの兼ね合いでかなり調節しました。
終盤のリフは、昔とあるサークル様のとあるアレンジ曲でいきなりこのリフが出てきて阿鼻叫喚したことからレスペクトを込めて入れました。ヘヴィなギターの低音ベースは予想以上に他の音とのバランスが難しかったです。
ミックスが永遠の課題😂😂
5. HEAT MAN Passion Style
BPM160
ダークソウル1のボス戦で死にまくっているうちに熱くなれる声ネタで曲を作りたいと思って色々考えて出来た曲(マジ)。ちなみに牛頭のデーモンで止まってますw
ASINさんのシュランツ『Future Listening』という曲が好きなので、展開含めてかなり参考にしました。
ドロップのキックと声ネタの合わせをどれにするかで悩みました。
パンを振りながら頑張れ頑張れ出来るできる絶対出来る、の箇所がお気に入り。
声だけだと若干音数が物足りなかったので高音のメロディリフをわずかに入れてます。
オリンピックに向けて熱くなったり、普段頑張りたい時にでも聴いてください😁
6. Insane Beauty Yandere Style
BPM170
病んでる女の子をイメージした曲。まんまYandere Styleというスタイルとしました。
ちなみにヤンデレって英語で言うと
person with an unhealthy romantic obsession
というらしいです。わかりやすいw
前作INSCRIPTIONでは明るい萌えボイスのハードテクノを作りました。
転じて今回は暗めにしてみました。美しさ、可愛さを求めすぎて自問自答し意識の分裂をしてるような病んでる感じが出せたかな。
途中の金属音を感じるビートはFavfilter timelessを使用。他にもハイパスのシュランツ独自の音はFabfilter Saturn、Volcanoを使用しています(重くなる原因・・)。
傍から見ると喜劇に見えるよう心情をイメージしたメロディリフです。
また面白そうな声ネタは探し続けたい思います。
7. Ave Maria Worship Style
BPM142
BPM140台の曲は初めて出します。ゆっくり目の様式美的ハードテクノを作りたかったので挑戦してみました。シューベルト、バッハなど賛美歌としてのAve Maria自体は何種類かありますが、カッチーニのアベマリアをウィーンの教会で偶然聴き、かなり好きなったので取り入れてみました。ボイスサンプルをベース、シンバルと合わせるのが難儀でした。
今回も新しいことに色々挑戦してみました。
M3当日はク-07b、ダシマキレコードを宜しくお願いします!