こんばんは。
Twitterにupしたシュランツ作り方動画についてまとめてみたいと思います。
シュランツ作成、順番に
①
歪み、独特のアタック感と遅れてくる胴鳴りの音(Gated Reverb?)、シャカシャカ音のパーカッションやライド、ハイハット。これらがシュランツの基本様式な気がしています。#DTM#シュランツ#DTMerと繋がりたい #音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/jxKtZmR0hV
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年2月12日
②
簡易的BPM170シュランツの作り方。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年2月14日
・アタック感の強いキックと胴鳴りの音
・サブベースはキックの裏で(少し遅れて)ズンドコなるように配置
・ハイハットループをSLICEXで加工してキックと重なる箇所だけvelocityを下げる。#Flstudio #DTM#シュランツ#DTMerと繋がりたい #音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/fbG8f3lAbf
③
シュランツ作り方続き
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年2月15日
・中音域クラップ
・ハイハットループのレイヤー(タイト目に加工しチキチキ)
・パーカッション(Flanger、パン振りでウネリ)
・声ネタ(お好みで)
・ハイハットとベースにvolume automationで疾走感#Flstudio #DTM#シュランツ#DTMerと繋がりたい #音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/4B5MjzvCxK
④
オートメーションを用いたシュランツビートメイキング。独特の疾走感を出す作業。#Flstudio #DTM#シュランツ#DTMerと繋がりたい #音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/8qyfwKP5GT
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年2月15日
⑤
【音量注意】
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年2月16日
最後です
・リフ追加(高音、低音お好みで)
これで完成としてもいいですが。
・ディストーションをオートメーションでかけて更に疾走感を出すのが好きです(迷走する可能性あり(^o^;))#Flstudio #DTM#シュランツ#DTMerと繋がりたい #音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/ffWPCfHvHt
⑥
完全に好みだけど、ディストーションをかけるタイミングもオートメーションで操作するとなんか独特の感じになる。#シュランツ#schranz#DTMerと繋がりたい pic.twitter.com/PTpbZU4aD8
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年2月16日
(おかず的な)
⑦
FLのPacks→Drums(ModeAudio)のCymbalsにあるVolt CymRev(リバースシンバル)。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年4月5日
後からせり上がる所謂シュランツっぽい音を作るのによく使います。ここから長さやEQを曲によって微調節します。#シュランツ #flstudio #schranz #DTMer #DTMerと繋がりたい #flstudioLOVEな人と繋がりたい pic.twitter.com/tEoAtukuTE
⑧おまけ 空間系、
自作したHihat LoopにDistortion、ピッチコントロールなどを行い、独特な音の広がりを出すの好き。#ハードテクノ#シュランツ #schranz #DTMer #DTMerと繋がりたい#音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/oM8Ep5XXnr
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年4月18日
RaumのMetalicエフェクトとオートメーションがすごい好きなので、今回の東方アレンジにも多用しました(^_^;)
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年4月19日
「星の器 ~ Casket of Star」アレンジhttps://t.co/JdMpxUj9o8#ハードテクノ#シュランツ #schranz #DTMer #DTMerと繋がりたい pic.twitter.com/jx1RcgzYVI
フィルター系で追加のグルーブ Raum、Fabfilterが好き
シュランツビート、薄っすら鳴るリフ、そして少しHighを強めた声ネタの一部を反復するのが好き。#hardtechno#DTMerと繋がりたい #DTM #flstudio #flstudioLOVEな人と繋がりたい #schranz #シュランツ pic.twitter.com/5VkPbhgbwe
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年5月2日
やっぱりグルーブ感を作るのはボリュームオートメーション+Effect(リバーブやDistrtionを適度に調節)がやってて面白い。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年5月4日
音の広がりの調節はWaves のPS22を使用しています。#hardtechno#DTMerと繋がりたい #DTM #flstudio #flstudioLOVEな人と繋がりたい #schranz #シュランツ pic.twitter.com/cw3kJUrRCm
必要なキックの選定にすごく時間がかかる(^o^;)
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年6月23日
リバースシンバルなどのせり上がる感じと胴鳴りの音、そしてボリュームオートメーション+Distortionがシュランツの要な気がしている。#DTMerと繋がりたい #flstudio #flstudioLOVEな人と繋がりたい #シュランツ #schranz pic.twitter.com/kX5cUAHFfr
☆ギュオーンという音の作り方
色んな方法があるとは思いますが、自分は大体こうしています。
個人的によく使う、シュランツ定番のあのfilter音の出し方
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年6月24日
・Fruity Love Filter
・Meta Filter
・FabFilter Volcano2#DTMerと繋がりたい #flstudio #flstudioLOVEな人と繋がりたい #シュランツ #schranz pic.twitter.com/SfMxaSKT8C
☆ASINさんによるグルーブ感の作り方の指南
グルーブ感と次のビートへの繋ぎを意識は大事だなと感じました。そしてASINさんの歪み感のあるキック圧がすごい・・。
シュランツのビート作りのコツを動画で解説。独特の疾走感とグルーヴの出し方をご紹介。
— ASIN (@asinjp) 2020年5月22日
僕も毎日研究していて、まだまだ発展途上ですがぜひご参考に。
もう「ドンドコ」は辞めましょう😂#シュランツ pic.twitter.com/wo7KE7AylS
2020年8月追加分
予測が出来なくて、飽きが来ないシュランツを作っている#シュランツ #schranz #flstudioLOVEな人と繋がりたい#DTMer#DTMerと繋がりたい#音楽好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/UBevReIPSC
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年7月30日
∧,,∧
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年7月31日
(;`・ω・) 。・゚・⌒)
/ o━ヽニニフ))
しー-J
ヽ(´・ω・)ノ <うるせぇ
| / ぶつけんぞ!
UU
┌───────────┐
│シュランツが現れた!▼│
└───────────┘#schranz #flstudioLOVEな人と繋がりたい#DTMerと繋がりたい pic.twitter.com/oPDdVN1Lew
FLのSLICEXにハイハットループとパーカッションを読み込んで、GrossBeatやSaturnで歪ませる。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年8月1日
まとめてvolume autmationを描いて跳ねる感じを出してド低音キックと合わせる。
更にマスターかキックをコンプで潰すと良い場合もありますが、これはいまいちでした(^_^;)#シュランツ #DTMerと繋がりたい pic.twitter.com/fKo18l7OMq
ディレイをかける
キックにBerzerkとEQでlowを強調し、Delayを更にかけると図太く、伸びのあるズンドコ音になる。(23秒~)#シュランツ #schranz #flstudioLOVEな人と繋がりたい#DTMer#DTMerと繋がりたい#東方アレンジ pic.twitter.com/x6Zpr1olNS
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年8月24日
2020年9月追加
シンセ音の配置
これは1小節内にループが収まるシンプルなリフならなお有効な気がします。
強いシュランツビートとシンセ音も響かせるためにシンセの鳴るタイミングをずらすのをチャレンジしている。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年9月22日
OTT、Pro-Q3、リバーブ、サイドチェイン使用。 pic.twitter.com/XpWMGVK4rk
2020年10月追加
胴鳴りの音
シュランツの胴鳴りの音はVengence Essential Clubsounds vol4のSub Kicks 02を使い、適宜アタック、サステインを調節しています。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年10月26日
EQとコンプで潰して更に際立たせました。#DTM #Flstudio #schranz#DTMerと繋がりたい pic.twitter.com/smtQs1juYW
出来た曲
強いビート感重視で敢えて展開少なめの硬派な作りにしてみました。
もっと展開を多く、エフェクトをかけたバージョンもいずれお披露目出来ればと思います。
グルーブ感の作り方
kickstartを用いたシュランツビートの研究。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年4月10日
Ride、Hihat loopをまとめてグルーブ感が出るようにkickstartのかかり具合を調節。
その後Distortionを色々変えてカッコいいのを探す。
スクリーチも入れたら音割れ^^;#シュランツ#DTMerと繋がりたい #flstudio #flstudioLOVEな人と繋がりたい pic.twitter.com/Mmf5xwjHim
また変なシュランツビートを作ってる・・。
— TKG ダシマキレコード ⭐エアコミケ2新譜固定⭐ (@tkgmaycry) 2020年4月10日
自作したdistortion kick、bass、スクリーチにRAUMとFabfilter Volcanoで加工し更にアグレッシブにした。
そしてkick startで鳴らしたいエリアをずらしてグルーブ感を出す。#シュランツ#DTMerと繋がりたい #flstudio #flstudioLOVEな人と繋がりたい pic.twitter.com/ojN1iVtPb2
シュランツ独特な後からせり上がるようなグルーブ感の出し方として
あくまでも一例ですが・・。よくやるのは。
ハイハットループとベースにまとめてオートメーションを作る
ズンドコのズンのキックは硬く、タイトにアタック感を出す
ズンドコのドコ(サブキック)はモワっと上がるのキックと、少しアタック感のあるキックを重ねる
その裏に胴鳴りのド低音を重ねる
といったところです。
schranz distortion effect and autmation , on? off?🤔 #schranzmusic #schranzcore #dtmusic #flstudio
サブキックについてはglitchさんお音ネタメモ帳が非常に詳しいのでオススメです。
参考動画
動画サイトで検索すると多くのシュランツ作成動画があります。
その中でも自分として分かりやすかったものを紹介します。
・ASINさん
今、世界的にも大活躍されている日本のハードテクノ・シュランツの重鎮のお方!
今ある動画の中では一番分かりやすいと思います!日本語なのもありがたいです。
・saka-ichiさん
日本では一番有名な動画かもしれません。
PC画面での操作系統が表示されてはいませんが、具体的なEQの数値などの表記があるので助かるかと。こちらは違う音色を重ねる方式ですね。
・海外版、FL STUDIO使用
5分までで大体の形は出来ていますね、9分くらいからハイハットループの調節。
長めですが、操作系統や使用サンプルも含めて通しで見ることが出来ますし、FLに慣れている方なら、EQの調節も参考になると思います。
・海外、重ね重視、エフェクトもあり
6分~からのクラップの使い方は楽曲全体でカッコいいアクセントになってる気がします。
今回自分でデスクトップキャプチャー(Windows 10 GVR)で制作動画を自分で作成してみて、自分としても振り返り、勉強になりました。
ちなみに私は最初はひたすら音を重ねる方法で作成していましたが、今はオートメーションと重ねる方法、両方混合して作っています。
色々な方法があるとは思いますし、メロディが多くなると重ねる音の兼ね合いで、特定の音域を削ったり、よりシンプルになるかとも思います。
正解は無いと思いますし、私自身ももっと音作りを研究していきたいと思います。
上記記事のglitchさんのお言葉をお借りすると、
「Schranz自体が元々ミニマルテクノから派生したものであるため、ほとんどの場合はビートとベースと効果音と声ネタがあって終わり、という物も少なくありません(実際、iTunesなどで聴けるものも楽器構成が非常にシンプルな物が多数)。その代わり、一つ一つの音色がいかに埋もれないようにするか、いかに飽きさせないような展開にするか、といった事を考えていく必要があります」
はい、まさにその通りで私もそう思います(^_^;
飽きさせない展開とは
これはシュランツだけに限らないとは思いますが、同じビートだけ続くのも単調で退屈になってしまいます。聴いてて意外性のある展開は私はいつも意識はしていますが、難しい(~_~;)
・声ネタ
・少しずつ変化するメロディ
・エフェクト(ディストーション、FILTERなど)
・他ジャンルの要素を入れる(アーメンブレイク、ガバ、ハードスタイルキックなど)
などがあります。ここら辺はジャンルや好みにも依りますね・・。
具体例
ASINさんの曲 Exception
圧倒的音圧と変化するリフ、ビートの変化などまさにシュランツの真骨頂と言えます。
glitch様の激アツ曲!!
緩急の付け方、リフの変化に注目です。
拙作ですが、声ネタ、ガバキック的展開とビートに変化加えてます。
音ゲーを意識して声ネタ、フィルイン、展開の速いメロディなどを詰め込んだシュランツはこんな感じです
以下2曲はかなりメロディ重視でビート構成音自体はシンプルです。
サンプル・ループ素材
サンプルを使用するのは邪道!と言う方もいると思いますが、個人的には全部サンプルでもカッコよければ良いのでは?とも思います。
「そのまんま使ったらオリジナリティなくない?」とか「他人と被りそう」なんて考える人もいるかもしれません。
他人と被りたくないという人にオススメできる、一番簡単な差別化の方法はエフェクトを使うことです。
リバーブやディレイ、コーラスといったシンプルなエフェクトを使うだけでも、十分にオリジナリティを加えることができます。ディストーションでがっつり変えても良いでしょう。
ループサンプル素材などでは、元の素材を切り刻んで新しいフレーズを組み直すことがよくあります。FLのSLICEXでハイハットループをカットしていくのがいい例かと。
部分的に補助として使うもよし、サンプル素材の使い方に正解はありません。試行錯誤しながら自分なりの方法を探すのも楽しいです。
下記2つはかなり歪みが強いインダストリアル系サウンドです。
①Jason little、 Witheckerというドイツのシュランツの有名人が作成したサンプル集です。
jasonlittlehardtechno.bandcamp.com
②ASINさんのシュランツサンプルパック、アタック感の強い低音キックなど、種類も豊富で即戦力、かなりオススメです❗個人的にはBass系がかなりありがたい😁
こちらはスロバキアのシュランツDJDragon Hoangのサンプル集。
Electro IDは様式美的ハードテクノ、テックハウス、ACID系も網羅されています。
以上です。
皆さんのシュランツの作り方、俺はこう作ってるぜ!とかあれば教えてください!