卵部屋 ダシマキレコード シュランツ情報局

ハードテクノ・シュランツ楽曲を作っているTKGのページ。個人サークル「ダシマキレコード」を運営し、コミケやM3にも参加しています。

💫🖥シュランツの作り方動画、サンプル集紹介🎥💫

こんばんは。

Twitterにupしたシュランツ作り方動画についてまとめてみたいと思います。

 

シュランツ作成、順番に

 

③ 

 

 

⑤ 

 

 

 

(おかず的な)

 

⑧おまけ 空間系、

フィルター系で追加のグルーブ Raum、Fabfilterが好き

 

 

☆ギュオーンという音の作り方

色んな方法があるとは思いますが、自分は大体こうしています。

 

☆ASINさんによるグルーブ感の作り方の指南

グルーブ感と次のビートへの繋ぎを意識は大事だなと感じました。そしてASINさんの歪み感のあるキック圧がすごい・・。

 

2020年8月追加分

 

ディレイをかける

2020年9月追加

シンセ音の配置

これは1小節内にループが収まるシンプルなリフならなお有効な気がします。

 

2020年10月追加

胴鳴りの音

 

出来た曲

 

soundcloud.com

 

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強いビート感重視で敢えて展開少なめの硬派な作りにしてみました。

もっと展開を多く、エフェクトをかけたバージョンもいずれお披露目出来ればと思います。

 

グルーブ感の作り方

 

シュランツ独特な後からせり上がるようなグルーブ感の出し方として

あくまでも一例ですが・・。よくやるのは。

ハイハットループとベースにまとめてオートメーションを作る

ズンドコのズンのキックは硬く、タイトにアタック感を出す

ズンドコのドコ(サブキック)はモワっと上がるのキックと、少しアタック感のあるキックを重ねる

その裏に胴鳴りのド低音を重ねる

といったところです。

 

schranz distortion effect and autmation , on? off?🤔 #schranzmusic #schranzcore #dtmusic #flstudio

 

 

サブキックについてはglitchさんお音ネタメモ帳が非常に詳しいのでオススメです。

glitchss.com

 

 参考動画

動画サイトで検索すると多くのシュランツ作成動画があります。

その中でも自分として分かりやすかったものを紹介します。

 

・ASINさん

www.youtube.com

今、世界的にも大活躍されている日本のハードテクノ・シュランツの重鎮のお方!

今ある動画の中では一番分かりやすいと思います!日本語なのもありがたいです。

 

・saka-ichiさん

www.youtube.com

日本では一番有名な動画かもしれません。

PC画面での操作系統が表示されてはいませんが、具体的なEQの数値などの表記があるので助かるかと。こちらは違う音色を重ねる方式ですね。

 

・海外版、FL STUDIO使用

www.youtube.com

 

5分までで大体の形は出来ていますね、9分くらいからハイハットループの調節。

長めですが、操作系統や使用サンプルも含めて通しで見ることが出来ますし、FLに慣れている方なら、EQの調節も参考になると思います。

 

・海外、重ね重視、エフェクトもあり

www.youtube.com

 6分~からのクラップの使い方は楽曲全体でカッコいいアクセントになってる気がします。

 

今回自分でデスクトップキャプチャー(Windows 10 GVR)で制作動画を自分で作成してみて、自分としても振り返り、勉強になりました。

 

ちなみに私は最初はひたすら音を重ねる方法で作成していましたが、今はオートメーションと重ねる方法、両方混合して作っています。 

 

色々な方法があるとは思いますし、メロディが多くなると重ねる音の兼ね合いで、特定の音域を削ったり、よりシンプルになるかとも思います

正解は無いと思いますし、私自身ももっと音作りを研究していきたいと思います。

 

上記記事のglitchさんのお言葉をお借りすると、

 

「Schranz自体が元々ミニマルテクノから派生したものであるため、ほとんどの場合はビートとベースと効果音と声ネタがあって終わり、という物も少なくありません(実際、iTunesなどで聴けるものも楽器構成が非常にシンプルな物が多数)。その代わり、一つ一つの音色がいかに埋もれないようにするか、いかに飽きさせないような展開にするか、といった事を考えていく必要があります

 

はい、まさにその通りで私もそう思います(^_^;

 

飽きさせない展開とは

 

これはシュランツだけに限らないとは思いますが、同じビートだけ続くのも単調で退屈になってしまいます。聴いてて意外性のある展開は私はいつも意識はしていますが、難しい(~_~;)

フィルイン

・声ネタ

・少しずつ変化するメロディ

・エフェクト(ディストーション、FILTERなど)

・他ジャンルの要素を入れる(アーメンブレイク、ガバ、ハードスタイルキックなど)

などがあります。ここら辺はジャンルや好みにも依りますね・・。

 

 

 

具体例

 

ASINさんの曲 Exception

圧倒的音圧と変化するリフ、ビートの変化などまさにシュランツの真骨頂と言えます。

soundcloud.com

 

glitch様の激アツ曲!!

緩急の付け方、リフの変化に注目です。

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拙作ですが、声ネタ、ガバキック的展開とビートに変化加えてます。

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音ゲーを意識して声ネタ、フィルイン、展開の速いメロディなどを詰め込んだシュランツはこんな感じです

soundcloud.com

 

 

以下2曲はかなりメロディ重視でビート構成音自体はシンプルです。

soundcloud.com

 

soundcloud.com

 

 

サンプル・ループ素材

サンプルを使用するのは邪道!と言う方もいると思いますが、個人的には全部サンプルでもカッコよければ良いのでは?とも思います。

 

「そのまんま使ったらオリジナリティなくない?」とか「他人と被りそう」なんて考える人もいるかもしれません。

 

他人と被りたくないという人にオススメできる、一番簡単な差別化の方法はエフェクトを使うことです。

 

バーブやディレイ、コーラスといったシンプルなエフェクトを使うだけでも、十分にオリジナリティを加えることができます。ディストーションでがっつり変えても良いでしょう。

 

ループサンプル素材などでは、元の素材を切り刻んで新しいフレーズを組み直すことがよくあります。FLのSLICEXでハイハットループをカットしていくのがいい例かと。

 

部分的に補助として使うもよし、サンプル素材の使い方に正解はありません。試行錯誤しながら自分なりの方法を探すのも楽しいです。

 

sonicwire.com

 

sonicwire.com

 

 

下記2つはかなり歪みが強いインダストリアル系サウンドです。

①Jason little、 Witheckerというドイツのシュランツの有名人が作成したサンプル集です。

jasonlittlehardtechno.bandcamp.com

 

②ASINさんのシュランツサンプルパック、アタック感の強い低音キックなど、種類も豊富で即戦力、かなりオススメです❗個人的にはBass系がかなりありがたい😁

ttymf.bandcamp.com

 

 こちらはスロバキアのシュランツDJDragon Hoangのサンプル集。

dragonhoang.bandcamp.com

 

 

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sonicwire.com

 

Electro IDは様式美的ハードテクノ、テックハウス、ACID系も網羅されています。

sonicwire.com

 

 

 

 

以上です。

 

皆さんのシュランツの作り方、俺はこう作ってるぜ!とかあれば教えてください!