卵部屋 ダシマキレコード シュランツ情報局

ハードテクノ・シュランツ楽曲を作っているTKGのページ。個人サークル「ダシマキレコード」を運営し、コミケやM3にも参加しています。

Audiocodeで新曲EPをリリースしました

12月12日に初めてのレーベルでEPがリリースされました!

 

AudioCodeはFernanda MartinsとDj Lukasが運営するスペインのHardtechnoレーベルで、Mental CrushやViper XXLなどの有名なDJもリリースしている大手レーベルです。

www.beatport.com

 

Fernanda MartinsはDJ動画が有名なので知っている人は多いかも

youtu.be

soundcloud.com

 

soundcloud.com

 

10年以上前からあるレーベルで自分も個々の曲はよく聴いてました。

Pet Duoのレーベル Causeなどに並んで現在のHardtechnoシーンの最前線のレーベルなので、いつかここでリリースしたいなあと3年前暗いから思ってました。

 

2年前にDMでLukasとやり取りする機会があり、続いて初めてDemoを送りました。

その際はかなり音ゲー寄りな曲を送ってしまい「これはまるでHardcoreやmegamix bootlegのようだ。展開が多すぎて気持ちが途切れてしまうし、もっとシンプルなのがいい」と言われ、Robert NatusやSvetecの曲を研究するように言われました。

 

「君がうちのレーベルに興味が無いなら心配することはない、君は自分の思うようにっ曲を作って楽しめばいい、それが一番大事だ。しかしもしうちで出したいならうちのレーベルから出している曲をもっと研究すべきだ」

と言われたのも印象的でした。

 

その後、リリースを目指して毎月1〜2曲送り続けました。一蹴されることも多かったのですが、時々Lukasからアドバイスを頂くこともありました。

具体的にはKickが弱い、中音域が不足している、何分何秒のeffect、展開がbadであるなどなど

ここまで親身にコメントを頂けるのはありがたいことなので、これらを聴きながらレーベルの傾向と求められるものを探っていきました

傾向としては

 

・歪み系、強いレゾナンスfilterのエフェクトはかけない

・綺麗にDJで繋ぐためにイントロ、アウトロは最低1分半は必要

・リフはシンプル

・mixは厳密に、どこの音域がが大きすぎても小さすぎてもダメ

 

あとはマスタートラックは-6dB厳守でした

自分が知らなかっただけで↑これは割と当たり前なのかもしれません・・

 

今年の8月に送った曲が

「うちで出すレベルに近くなってきた。でも一曲だけだとリリースできないから、同じ路線のをあと3〜4曲は聴きたい」

と言われて、色々なコンテストや秋のM3や例大祭向けの作業と並行して曲を作ってました。

 

その後、数回のリテイクを繰り返して、最終的に10月上旬に4曲入りEPのリリースが決まりました

 

最終的にLukasがマスタリングをしてくださり、とんでもない爆音になってとても驚きました。

 

その後、PDFの契約書、プロモーションのための手続きをオンラインで行いました

プロモーション用に書くことは下記のようなことでした

MOST RELEVANT LABELS YOU'VE RELEASED AT (5 minimum)

ARTIST BIO IN ENGLISH

NAME THE MOST RELEVANT ARTISTS WHO'VE SUPPORTED YOU / PLAYED YOUR MUSIC

NAME YOUR MAIN INFLUENCES

自分のプロフィール、影響を受けたアーティスト、アーティスト写真、これまで出したレーベル、アーティストとしての特徴やスタイル、姿勢、影響力?などを書くドキュメントを書いて提出しました(ここまで書くのは初めてのこと)

あまり考えてこなかったので、短い時間で四苦八苦して英語で表現しました。

 

その後、リリース前に各種Podcastから楽曲のプレミア公開がされてプロモーションされました。

soundcloud.com

 

soundcloud.com

 

リリース前に複数のPodcastから宣伝されたことがないので、大手のレーベルはプロモーションへの力の入れ方がすごいと感じました..

ありがたいことにSoundcloudを見てくれる人も増えて、Remixなどの依頼も既に頂いてます。

 

 

今回学んだことは

 

・レーベルに曲を出すときは2〜4曲まとめて出す

・レーベルの曲の傾向は徹底研究が必要

・アーティスト写真はケチらない

・自分の曲の傾向や特徴、スタイルは英語で言えるようにしておく

 

リリースまで時間はかかりましたが、Hardtechnoを作るテクニック含めて、とても良い経験になりました。

 

 

 

あとはBeatportのHardtechno Top 100の上位に今後も入れるようになりたいです。

今のところ25位でした!

www.beatport.com

 

今後の目標はPet DuoのCAUSEやBuchechaのKube Records、SVETECのMad Madeからのリリースを目指したいです。

 

あと、今年はあと2つ新規レーベルでリリースがあります!

 

今月末の冬コミの進捗も順調です!ギリギリになりそうですが、告知をお楽しみに!!